阪急阪神ホールディングス(9042)の子会社である阪急阪神ホテルズを皮切りに、連日、出るわ出るわの食品関係の虚偽表示。
赤信号みんなで渡れば怖くないとばかりに、禊をするチャンスとばかりに次々と。
驚くべき事に、日本が世界に誇る帝国ホテル(9708)でまで、フレッシュジュースではなく100%のフルーツジュースを提供するという虚偽表示している始末。
高島屋(8233)では、フランスの美食トップブランドであるフォションの総菜の車海老のテリーヌが車エビではなくブラックタイガー。
そして、20世紀で最も有名なシェフであるフレンチの巨匠、ジョエル・ロブションの名を冠したカフェであるル カフェドゥ ジョエル・ロブションで提供されていたのは、こちらも帝国ホテルと同様にフレッシュジュースではなく100%のフルーツジュース。
もはや、ブランドさえも信用出来ないですね。
誤表示の訳がないのに、この期に及んで誤表示などと発表するのは見苦しい限り。
最悪なのは三越伊勢丹ホールディングス(3099)に入っていたというレストランで、モンブランに使用した中国産の栗を欧州産と表示したり、岩手県産の豚肉を宮崎県産と表示したりしていた事でしょうか。
産地を聞けば避ける人間が少なからずいる事と、安く仕入れた物を少しでも高く売るためなのは明らか。
中国産なんて金貰っても食べたくない人間多数なのに…
毒栗剥いちゃいましたってか…
こういう悪材料は株価にも影響したりしますし、投資家としてはどこでどう影響するかと思うと迷惑極まりないです。
返金は購入証明も困難ですし、輸入肉の虚偽表示をした北海道西友の元町店(札幌市)が返金に応じた際、レシートなしで返金に応じていたところ、なりすまし客が続出し、偽装表示をして売った販売額の3.5倍にあたる約4900万円を返金する事になるなど、自業自得な面もありますが問題もあるのですよね。
個人的には返金しろとは言いませんが、少なくとも関わった人間への社会的制裁だけはしっかりやってほしいです。
営利目的の詐欺なのだから。